第4回 『木工事について』
木造建築工法には、木造軸組工法(在来工法)をはじめ、2×4(ツ-バイフォ-)や
2×6(ツ-バイシックス)、SE工法(SE金物を使用し構造材はエンジアリングウッドを使用)
等ありますが、
当社では、伝統があり、高温多湿な日本の気候に最も適し、工事中の雨対策にもすぐれた
木造軸組工法(日本の建築で一番歴史のある工法)の建物造りをしています。
木造軸組工法の家づくり
木材は一本一本、それぞれに強さや性質が違います。木材選びはまさに適材適所、熟練の
経験や
勘による棟梁の腕の見せ所であり、躯体の性能にも大きく影響する非常に難しい匠の技でした。
昔は棟梁(大工の親方)が墨付け(墨糸と墨さしを用いて木材に線や印を付けること)して、
材木を加工しましたが、現在ではプレカット(工場において機械で加工)が、大半です。
現在では、棟梁の代わりに、豊富な経験と技術を持った現場担当者が、プレカット工場の
オペレ-タ-に適切な指示を出せる事が不可欠になります。また、いかにして乾燥した良材を手に
入れるかです。木材はたとえ樹脂や産地が同じでも、強さや品質が異なります。しかし一般的
には、樹脂だけで木の強さを推し量っているのが現状です。つまり、見なし強度だけで木材を
選択している場合が多いようです。(大変重要なことですが?)
構造材の品質が住まいの強さや性能に大きく影響します。構造計算上での強度を十分に発揮
させるには、主要構造の強度や精度が高く、しかも均質でなければなりません。
一般的に行われているのは任意の抜き取り検査です。どのように検査された木材かによって、
木材の価格も違ってきます。
当社では、必要最小限のコストで最大限の強度を持たせることができるPFウッドを使用しています。
※PFウッド
構造材の強度や品質を一本一本に対して厳しい品質管理が行われています。
指定工場を設け、熟練した技術者が検査器を用いて4段階の検査を実施。高度な基準を
クリアした木材だけがPFウッドとして認定されています。
1.反りや曲りをチェック
2.強度を一本一本検査
3.寸法にくるいがないかを測定
4.芯まで乾燥できているか確認(含水率15%以下)
木工事で大事なことは、
昔は、棟梁の技量(匠の技)でしたが、現在は、経験豊富で技術を持った現場担当者と
高度な基準をクリアした木材を使用できるかが、不可欠におもいます。
私からのアドバイスとしては、
可能であれば、建てて10年経過した建物を見学させてもらうことです。
ちがいがわかります。
建物はそれぞれ違います。日本建築文化を熟知した現場担当者が必要不可欠です。
そのような施工会社にめぐり合うためにはお施主様の感性も大事なことだと思われます。
些細なことと思われることでも質問して、適切な返答が帰ってくるか、マニアル通りの説明で
済ませてしまうかなどでもある程度は、御理解いただけると思います。



